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●最近よく言ってる言葉です(笑)。


●「口頭の約束でも契約になるんですよね?」

 はい、確かに(笑)。

 私人の間の一般的なルールを定める民法では、
申込みと承諾があれば契約ができますよ、
契約ができたら、その内容に拘束されるんです、と、
そうなっております。


●でも、です。

 いざ、トラブルになって訴訟の場に行ったら、
証拠がないものは、世の中に存在しないのと同じですよ。

 裁判官の前で明確な形で見せられないものは、
ないのとほぼ同じなんです。

 だから、契約書がなく、それを裁判官の前で見せられないのであれば、
契約が存在しなかったのと殆ど同じだと考えてよいです。


●日本では、私人の間のトラブル(民事事件)は、
その殆どが、職業裁判官の担当するところとなります。

 つまり、法律の内容に精通するとともに、
その事実が過去にホントに存在したのかどうか、
そのような判断(事実認定)について専門教育を受けた人が担当するわけです。

 で、そのような事実認定の専門教育を受けた人が、
実際の事実認定にあたって重視するのは、
圧倒的に 物(ブツ)ですよ、物(ブツ)!

 証拠物の内容を否定する法廷での証言なんて、
証拠物の前では無に等しい、と言っても、
決して言い過ぎではないということは、
一度、訴訟を経験されたことのある方なら十分お分かりになるのでは?


●「改ざんされてる可能性はあるだろ?」

 確かに、そうですね。

 でも、一旦、裁判官の前に、証拠物が提出されたら、

 「それは改ざんされているから信用できない!」

 そう言うためには、そのことを示す別の証拠物を持って来ないと。

 そのような別の証拠物を持って来れないのなら、
先ほど提出された証拠物の内容は、ほぼほぼの確率で、
確固たる「事実」になってしまいますよ、と。


●あなたと裁判官の間には、川が流れていると思ってください。

 証拠物というのは、川の中に捲かれた「飛び石」のようなものです。
 
 この「飛び石」がないと、川を渡ってあなたの元に来ることはできないのです。

 いくら言葉(証言)で励ましてあげてもダメ!(笑)
 
 裁判官が渡りやすいように、どれだけ多くの飛び石を捲いてあげられるか、
ひいては、どれだけ多くの飛び石を日ごろから用意できているか、
ここがモノを言うんですよ、と。

 得てして、訴訟というものをガチンコで経験したことのない人は、
「事実を証拠化する」という意識が薄いですので、気をつけて。


●本日のツボはこれでおしまい。
 私は結構、こういう抽象論が好きなんですけどねぇ・・・(笑)。


(2008年1月18日記)
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