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●「総会祭り」も、そろそろ終盤戦…。


●えっと、
ここのところ継続中の「総会祭り」、
想像以上に大盛況ですねぇ。

 ブログでも、
やっぱり季節ネタを使うと、
「入れ食い」状態なんだなと再認識。

 ただ、
別のネタに個人的興味が激しく移ってきてるので、
そろそろ締めに入りたいと思います。

 で、
そんな締めへの第一歩として、
まずは「ゴールからの発想」ということで、
総会当日における議長の留意点をまとめてみたいと思います。

 もちろん、
これを一から十まで言い始めると、
一冊の本が出来ちゃうのですが、
そんなことでは本ブログの趣旨に反するのは言うに及ばず。
 後、
議長役を務める社長さんもお忙しいですから、
簡潔にまとまってないと使えないというか最後まで聞いてもらえないかな、と。

 ということで、
本日のツボでは、
総会当日において議長が登壇する際に最低でも頭に入れておくべき点を、
無理矢理に以下の「3つの勇気」としてまとめちゃおうと思います。

 ・「型にハマる勇気」
 ・「後ろを振り向く勇気」
 ・「場を仕切る勇気」


●で、まず一つ目の勇気はこちら。

 「型にハマる勇気」

 これは総会の大枠部分に関して必要な勇気。

 総会に向けては、
ホントに多くの方が数多くの準備をして臨みます。
 だけど、 
どんなに準備をしても、
総会当日にトチッたら終わり。
 最悪の場合は決議取消しになりますね。

 この決議取消しを可及的に防止するための重要なツールとして、
総会のシナリオというのがあるのです。
 
 どこの会社さんでも、
議長を務める社長さんというのは、
ある意味「個性的」な方が少なくありませんね。
 特にスター経営者の方の場合はなおさら。
 なので、
型にハマることが嫌いな方も少なくない。

 だけど、敢えて言いたい。
 
 「進行次第を含めた大枠部分については型にハマってください」、と。

 つまり、
質疑応答や動議対応、審議打ち切りタイミングの部分を除き、
とにかく総会シナリオを忠実に読み上げることに徹していただく、と。

 総会の大枠部分については、
オリジナリティは不要というか有害ですらあります。
 本来、力を注ぐべき点以外のところに気を取られちゃうから。
 言うなれば、総会シナリオというのは、
質疑応答や動議対応、審議打ち切りタイミングという、
総会当日に決議取消原因が生じやすい不確定部分に、
議長の全神経を余すことなく集中させるために作られた、
一種の型枠みたいなものなんですね。


●次に、二つ目の勇気はこちら。

 「後ろを振り向く勇気」

 先ほどの説明からも明らかなとおり、
総会シナリオをそのまま読み上げるのでは対応できない部分があります。
 ①質疑応答、②動議対応、③審議打ち切りタイミングの3つの部分ですね。 
 この3つの部分に関して必要なのが二つ目の勇気。

 まず①質疑応答については、
次回以降のツボで述べるとおり、
想定問答集に注意書きされた一定の説明禁止事項にさえ注意すれば
議長である社長さんの個性を存分に発揮いただいて構わない。

 ただ、
そうは言っても、
議長である社長さんが一人で一から十まで説明するのでは、
やはり議場を見渡す余裕もなくなるし、
不正確/不適切な回答をしてしまう可能性も高まってしまう。

 なので、
やはりまずは後ろにいる担当役員に答弁を振る勇気が欲しい。
 仮に社長個人としての熱い思いを伝えたいなら、
その担当役員の回答が終わった後に、
一言・二言、付け加えればいいのです。
 担当役員の回答が間違っていれば、
社長が後から訂正することも不自然ではない。
 逆に社長が最初に回答して間違っちゃったら、
後からこれを訂正するのは何ともバツが悪いのですよねぇ。

 次に②動議対応。
 これは絶対に議長だけで判断してはダメ。
 法律の問題が絡んでいる。付議しないとダメな類の動議がある。 
 動議っぽいのが出てきたら、
まず一番最初にすることは、後ろの事務局の判断を仰ぐことです。
 
 「ただ今の動議については法的検討が必要ですので、少々お待ち下さい」

 そう堂々と宣言して、後ろを振り返っていいのですよ。

 最後に③審議打ち切りタイミングについては、
余り説明は要らないですよね。
 やはり議長だけで判断してはダメです。
 後ろの事務局の判断を仰ぐことが必要。 

 この他にも予想していない事態が生じたら、
とにかく後ろに頼もしい味方がいることに思いを致すことが大事。


●最後に3つ目の勇気はこちら。

 「場を仕切る勇気」

 これは総会全体に関して必要な勇気。

 私がこれまでに様々な立場から見てきた総会の中には、
残念ながら、見ていて痛々しい感じになっちゃったものも無くはない。
 そのような総会に概ね共通しているのは、
議長さんが株主の発言をキチッと仕切っていないことなんですよね。

 例えば、
シナリオ上の株主発言タイムにおいて株主が発言する時には、
入場票番号やお名前を言っていただくほか、
発言用に特別に設けた場所に来ていただいたり、
係りの人がマイクを持っていったり、と。

 こういう場合に、
株主の中には、
まだ株主発言タイムではないのに発言したり、とか、
株主発言タイムには入っていたとしても、
発言用の場所にいないのに、またはマイクが手許に来ていないのに、
自分の言いたいタイミングで、発言を繰り返されたり、とか、
そういう方が時々いらっしゃるのですよね。
 要は、発言のためのルールに従わない、と。

 そういう発言というのは、
とにかく不規則発言として、注意した上で無視すれば良い。
 これだけのことなのですが、
特に気の優しい議長さんですと、
こういう状況を放置しちゃうどころか、
その不規則発言に真正面から逐一付き合ってしまうことがある。
 で、それをやるとですね、
他の株主もワイワイやり始めたりして、
もう収拾がつかなくなっちゃうんですよね。

 議長というのは、
その名のとおり「議長」なのですから、
その総会という会議を仕切る権利と責任があるのです。
 なので、
特に不規則発言というのは、絶対に真正面から相手にしてはいけない。
 発言を一切認めないというのではない。
 発言をするなら一定のルールに従ってもらう、
それに従わない人の発言は相手にしなくて良い、ということ。
 但し、動議っぽい場合には、
一応、後ろの事務局に確認しましょうね。

 ちなみに、
この点は事務局の方でも、
株主発言の区切り毎にマイクを取り戻したり、
後はマイクのスイッチを即座にピンポイントに切れるようにしたり、とか、
議長のフォロー方法の検討が事前に必要ですね。


●本日のツボはここまで。

 次回以降は、
本日のツボの内容を前提として、
特に総会シナリオと想定問答集に関するツボを展開する予定。


(2011年4月9日記)
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